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ユースアクション新聞2023.02.26

常に新しい食の文化を創造し続け、 環境や社会課題の解決にも取り組む日清食品グループ

創業者 安藤百福の想い

世界初の即席麺「チキンラーメン」や世界初のカップ麺「カップヌードル」を発明した日清食品創業者の安藤百福は「食足世平(食が足りてこそ世の中が平和になる)」「食創為世(世の中のために食を創造する)」「美健賢食(美しく健康な体は賢い食生活から)」「食為聖職(食の仕事は聖職である)」という4つの言葉を掲げました。これは創業者精神として、変わることのない日清食品グループの価値観となっています。そんな創業者の想いには、現代のSDGsとも重なる部分があったのではないでしょうか。日清食品グループは、常に新しい食の文化を創造し続ける“EARTHFOODCREATOR(食文化創造集団)"として、環境や社会課題解決に熱心に取り組んでいますが、今回はいくつかをご紹介します。

長年愛されている「カップヌードル」は、時代の変化に合わせて環境面においても進化を続けています。「カップヌードル」の容器は、2008年に再生資源である紙を主原料に使用した「ECOカップ」に変わりました。2019年からは、さらに環境負荷の低い容器「バイオマスECOカップ」に進化しています。このカップは、使用している石化由来のプラスチックを植物由来のバイオマスプラスチックに一部置き換えることで、バイオマス度を81%に引き上げた容器です。また「ECOカップ」に比べて1カップあたりの石化由来プラスチック使用量をほぼ半減、ライフサイクルで排出されるCO2量を約16%削減しています。
また、2021年6月にはプラスチック製の「フタ止めシール」を廃止し、年間33トンのプラスチック使用量を削減しました。代わりにシールがなくてもしっかり止められるよう開け口を2つにした新形状のフタ「Wタブ」に変更し、この形に合わせて期間限定でフタ裏にネコの顔を描くなど、消費者が楽しめる遊び心も加えています。この他にも、インスタントラーメンの原材料であるパーム油においては、環境や人権に配慮された「RSPO*1認証パーム油」を「カップヌードル」を製造する国内全工場で使用しています。このように「カップヌードル」は、環境のために我々も気づかないような小さなところでも、できることから1つずつ取り組んでいます。
50年間で100の「未来のためにできること」~百福士プロジェクト~

日清食品グループでは、社会貢献活動に情熱を注いだ創業者安藤百福志を継ぎ、2008年から2058年までの50年間に合計100の「未来のためにできること」を実行していく社会貢献活動「百福士プロジェクト」を実施しています。その活動内容は非常にユニークで、テーマも様々。これまでに30弾まで実施されています。今回はその中から、「食品ロス削減」につながるものをご紹介します。
【食品ロスをなくそう!NISSINもったいナイッス!プロジェクト】

このプロジェクトは、日清食品グループの社員とその家族が、「食品ロス」に対する知識や理解を深め、家庭における食品ロスの削減に取り組む活動です。「食品ロス」は、国内だけで年間約570万
トンもありますが、その半分は家庭から発生しています。そこで日清食品グループは食品メーカーとして、家庭での「食品ロス削減」にも貢献するため、このプロジェクトに取り組みました。環境先進国スウェーデン出身で、「食品ロス」に関するイベントにも多数出演されているLiLiCoさんや、「食品ロス」専門家の井出留美さんをゲストとして招き、「食品ロス」の定義や原因、家庭でできる削減方法などを学ぶオンライントークショーを開催しました。また、食品ロス削減に関する社内コミュニケーションサイトを開設し、各家庭で行った取り組みについての情報を交換することで、自分たちにもできる対策がたくさんあることに気づいてもらったそうです。


【日清ECOシェフプロジェクト】
このプロジェクトは、子どもたちに「食」を通じて環境のためにできることを学んでもらう“ECO食育"です。オリジナル教材「ECOシェフノート」を用いて「エコ製品マーク」や「食品ロス」などについて学ぶとともに、冷蔵庫の中で眠っている食材と「チキンラーメン」を組み合わせた「ECOアレンジメニュー」を考えてもらう体験を通じて、「食品ロス」を減らす工夫を身に付けられる内容になっています。イベント終了後も、子どもたちが食品ロス対策を楽しく継続できる“きっかけ"になるプロジェクトではないでしょうか。
【もしもの時に、いつものおいしさを災害備蓄・ローリングストッカーズ】

みなさんのご家庭の非常食は、賞味期限が切れていたりしませんか?非常食は、日常的に食べるものではないので、確認すると期限が切れていたということは少なくないと思います。しかしこれでは、「食品ロス」に繋がってしまいます。このような事態を防ぐために「ローリングストック」という方法があります。「ローリングストック」とは、防災備蓄食を日常的に消費しながら、使った分だけ定期的に買い足していくことで、常に一定量の食品を家に備蓄しておく方法です。このプロジェクトでは、日清食品グループの社員が全国各地の防災イベントやスーパーなどで、クイズラリーの実施や「オリジナルカード」の配布を行い「ローリングストック」の重要性を伝えました。
これら全てのプロジェクトには共通して、日清食品らしいユニークさがあり、楽しみながら自分自身がアクションを起こす“きっかけ"になる体験が多いです。そのため、プロジェクトに参加することで環境や社会課題を自分事として捉え、真剣に考えるようになるのではないでしょうか。このように、日清食品グループでは、製品や「百福士プロジェクト」を通じた、環境や社会課題解決への取り組みを様々実施しています。また、小さな点であっても、常に新たにできることを模索しています。小さな挑戦から大きな結果を生み出す日清食品グループの取り組みを知ることで、私たち消費者の環境や社会への対策も「義務的なもの」から「楽しんでするもの」に変わっていくと思います。

【 もしもの時 に、いつものおいしさを災害備蓄・ローリングストッカーズ】

みなさんのご家庭の非常食は、賞味期限が切れていたりし ませんか?非常食は、日常的に食べるものではないので、確 認すると期限が切れていたということは少なくないと思います。 しかしこれでは、「食品ロス」に繋がってしまいます。このよう な事態を防ぐために「ローリングストック」という方法があり ます。「ローリングストック」とは、防災備蓄食を日常的に消費 しながら、使った分だけ定期的に買い足していくことで、常 に一定量の食品を家に備蓄しておく方法です。このプロジェク トでは、日清食品グループの社員が全国各地の防災イベン トやスーパーなどで、クイズラリーの実施や「オリジナルカード」 の配布を行い「ローリングストック」の重要性を伝えました。
こ れ ら 全 て の プ ロ ジ ェ ク ト に は 共 通 し て 、日 清 食 品 ら し い ユニークさがあり、楽しみながら自分自身がアクションを起 こす “きっかけ"になる体験が多いです。そのため、プロジェ クトに参加することで環境や社会課題を自分事として捉え、 真剣に考えるようになるのではないでしょうか。 このように、日清食品グループでは、製品や「百福士プロ ジェクト」を通じた、環境や社会課題解決への取り組みを様々 実施しています。また、小さな点であっても、常に新たにでき ることを模索しています。小さな挑戦から大きな結果を生み 出す日清食品グループの取り組みを知ることで、私たち消費 者の環境や社会への対策も「義務的なもの」から「楽しんです るもの」に変わっていくと思います。